離婚編⑦元旦那の借金
前回のつづき。
長男が4歳次男が2歳の頃、元旦那は相変わらず、自分中心の生活をしていました。
それでも、私は義父母が孫の面倒を見てくれるし、義父母と私の関係は悪くはなかったので、このまま義父母に協力してもらいながら、何とか子育てして行けそうな気がしていました。
そして三男を妊娠し、私は仕事を続けていましたが、パートという事もあり、産休を取る事もできず仕事は辞めました。金銭的には、義父母と同居していたおかげで、何とか生活ができる状態でしたが、余裕はありませんでした。
元旦那の理解しがたい面は、金銭面でもありました。元旦那は目に見えて派手にお金を使うタイプではなかったけれど、何故か給料明細を見せる事を拒んでいました。私には必要な生活費を渡すだけで、あとは自由に使っているようでした。その生活費というのが、結婚した当時に決めた金額、当時14万円を元旦那が出していました。
それは長男が産まれても、次男が産まれても、三男が産まれても変わる事はなく、保園代5万円は私のパート代で払っていました。
それまで、私が何とか家計をやりくりしていたので、元旦那が残りの給料を何に使っているのか、問い詰めた事はありませんでしたが、給料の約半分は元旦那の手元にあるんだから、多少の貯蓄はあるだろうと思っていました。
ところが驚いた事に、三男を出産していよいよ退院の日が決まった時に、突然出産費用が払えないと言い出したのです。そして、病院に出産費用を後払いにしてもらえないか、交渉してくれと言うのです。信じられません。病院にそんな事は通用しないと思ったので、私は義父母にでも借りたらどうかと言いましたが、元旦那は義父母には言いたくないと言います。そして、私にクレジットでキャッシングをしてくれと言うんです。
どっちにしても、決められた日に退院しないといけないし、出産費用も払わないといけないので、私のカードでキャッシングをしました。元旦那に、出産費用はあとから返ってくるからすぐ返すと言ったので、渋々元旦那の言うとおりにしました。
その頃から、元旦那への不信感が出てきて、給料をいったい何に使っているのか、どうしてそんなにお金がないのか問い詰めましたが、元旦那から私の納得のいく答えは返ってきませんでした。
ただ私なりに気が付いたのは、そもそも結婚する前、元旦那と食事に行ったり、旅行に行った時、支払いを現金ではなくカードでしていた事。当時は、元旦那は公務員なんだし、ボーナスもあるから、カードで払ってもボーナス払いとかにすれば、大丈夫なのかなぁなんて思っていました。
しかし、今考えてみれば、30歳にもなって元旦那は自分の車のローンを義父の名義で組んでいたので、それにもちょっとおかしいと思ってました。
もう一つ、私達が結婚した時の結婚式や新婚旅行にかかった費用。当時私も貯金はなく、元旦那が出してくれると言ったので、甘えていましたが、その費用は元旦那が職場で、結婚貸付というのを申し込んでいたらしく、それも借金していたというのがわかりました。
そうして次々と借金の事実が明らかになってきましたが、子供が3人もいるし、元旦那も父親としてこれからも、子供達の為に真面目に働いてくれれば、何とかやっていけるだろうと思ってました。それに、ギャンブルで使ったとかいう借金ではないし、結婚貸付に関しては、私達二人の借金になるから、それを返済しないといけないんなら、生活費も少ないのは我慢しようと思いました。
つづく。